好きな作家といえば

小、中学時代はたくさん本を読んだものです。
自転車で古本屋めぐりをし、一冊百円のものもたくさん買いました。
いまみたいにブックオフがいたるところにあれば、もっとよかったんですけどねぇ。
経堂に何軒もあった古本やさんは、いまもあるんでしょうか。
あとは、下北とか上町とか。地元世田谷で一生懸命探したものです。

高校に入ってしばらくは、教室のロッカーに大量の文庫本を詰め込んでました。
ノルマは一日五冊。足りなくなったら図書館へ…。
そんな日々が、将棋を覚えたとたん詰将棋一色になってしまうんですから
世の中どーなるかわかりませんね(笑)
当時は、サラリーマンにだけはならん!と決めていたので、文筆家にでもなろうかなぁ
と、淡い夢を抱いていました。
(ある意味、実現してるけど)

前振りが長くなりましたが、今日は「好きな作家」について。
昔は乱読で、推理小説から純文学まで文字があってフィクションならなんでも読んだものですが、最近はそんな時間もないのである程度作家でしぼって買います。

好きなのは吉本ばなな。(いまは「よしもとばなな」になったと思います)
なかでもこの二冊がお気に入り。

l

哀しい予感 (角川文庫)

哀しい予感 (角川文庫)

N・P (角川文庫)

N・P (角川文庫)

キッチン (角川文庫)の頃から、ばなな作品はちょっとかわった素性の主人公が出てきます。
おとうさんだった「おかあさん」とか…。

そしてどの作品も感受性がとても豊かで、自分のものさしで世の中を見ています。
世間がどうとか関係なく。
そのなところにとても惹かれて、いまでもたいていばななの新刊は買ってます。
ただし、エッセイは×。
ちょっと自己愛が過ぎてる感じがして受け付けません(^-^;)

ぎゃくに鷺沢萠は小説よりエッセイが好き。
小説では重たい話がおおく、(いろいろ考えさせられますが小説としてはあまり好きでない)逆にエッセイでは軽いトーンの中に、心に響く言葉があります。
そんなつもりじゃなかったんです―THEY THEIR THEM (角川文庫)なんか最高ですね。

女性作家としては他に江国香織狗飼恭子本人のブログアメブロで公開されています)、村山由佳なんかもたくさん読みましたが、やっぱりばななの小説が私には一番合うようです。